2011年05月18日
サイフ
この物語は川地コーチがコンビニで体験したエピソードです
コンビニでお会計の時にポケットから財布を出したら、筆箱が出てきた
一瞬本人もなにがどうなっているのかわからない
次の瞬間、財布と間違って筆箱を持ってきてしまった!と理解する
と同時に、やばいお金がない!と冷や汗が出てきます
どうする!どうする! 財布を忘れたので買うのやめます。というべきか、いやいやいや!それだけは、恥ずかしいから絶対にしてはいけない!じゃあ、どうすればこの窮地をぬけられる!!
と、彼の頭脳はフル回転していたはずです。
あっ!!
その時彼の口から出たのは、みなさんもおなじみの、何かひらめいた時等に思わず出てしまう「あっ」でした。
普段の声の1.5倍~2倍近くの大きさになるので、周りにいる人が「何だ!?」と一瞬注目し、ちょっと恥ずかしい思いをしますが、この時の彼にはそんなことは微塵もありません。
なぜなら、この窮地を脱する為だけに神経を集中させていたので周りの目は気になりません。
彼は希望を信じ行動に移します。
まず、額にかいた汗をぬぐい、反対側のポケットからキーケースを取り出します。
店員が無表情で彼を見つめ、お金の支払いを待っています。
焦らず冷静に、でも迅速に取り出します。
店員は彼を見つめています。表情に変化はありません。
彼は、頼む!と願いながらキーケースを開けます。
はたして、キーケース中には、彼の望むものはあるのか。
「ありがとうございましたー」店員の声が店内に響きます。
店員の表情は何とも言えない幸せそうな笑顔です。
彼も安堵の表情をうかべいています。
そう、キーケースの中には、千円札が入っていたのです。
いざという時の為に、キーケースにしのばせておいた千円札でした。
彼は、用意周到な自分自身に救われたのでした。
窮地を脱した彼がドアを開け、清々しい気持ちで店を立ち去ろうとしたその時!
「またお越し下さいませー」店員の声が店にひびきわたりましたとさ。
『主演』川地志学
『編集』中村悠一
コンビニでお会計の時にポケットから財布を出したら、筆箱が出てきた
一瞬本人もなにがどうなっているのかわからない
次の瞬間、財布と間違って筆箱を持ってきてしまった!と理解する
と同時に、やばいお金がない!と冷や汗が出てきます
どうする!どうする! 財布を忘れたので買うのやめます。というべきか、いやいやいや!それだけは、恥ずかしいから絶対にしてはいけない!じゃあ、どうすればこの窮地をぬけられる!!
と、彼の頭脳はフル回転していたはずです。
あっ!!
その時彼の口から出たのは、みなさんもおなじみの、何かひらめいた時等に思わず出てしまう「あっ」でした。
普段の声の1.5倍~2倍近くの大きさになるので、周りにいる人が「何だ!?」と一瞬注目し、ちょっと恥ずかしい思いをしますが、この時の彼にはそんなことは微塵もありません。
なぜなら、この窮地を脱する為だけに神経を集中させていたので周りの目は気になりません。
彼は希望を信じ行動に移します。
まず、額にかいた汗をぬぐい、反対側のポケットからキーケースを取り出します。
店員が無表情で彼を見つめ、お金の支払いを待っています。
焦らず冷静に、でも迅速に取り出します。
店員は彼を見つめています。表情に変化はありません。
彼は、頼む!と願いながらキーケースを開けます。
はたして、キーケース中には、彼の望むものはあるのか。
「ありがとうございましたー」店員の声が店内に響きます。
店員の表情は何とも言えない幸せそうな笑顔です。
彼も安堵の表情をうかべいています。
そう、キーケースの中には、千円札が入っていたのです。
いざという時の為に、キーケースにしのばせておいた千円札でした。
彼は、用意周到な自分自身に救われたのでした。
窮地を脱した彼がドアを開け、清々しい気持ちで店を立ち去ろうとしたその時!
「またお越し下さいませー」店員の声が店にひびきわたりましたとさ。
『主演』川地志学
『編集』中村悠一